看護師としてキャリアを磨く方法

キャリアアップしたいと考えている看護師は、上級資格を取得するべきです。
どのような資格を取得すればいいのかというと、専門看護師や認定看護師をはじめ、認定看護管理者や特定行為看護師などです

看護師として5年以上のキャリアがあるなら、専門看護師や認定看護師の資格をまずは目指してみてはいかがでしょう。
専門看護師は5年以上の実務経験と看護大学院で修士課程を修了することによって得ることができる資格で、看護の実践や相談、業務の調整や倫理調整、教育や研究の6つの役割を担います。
また、専門看護師は、がんや慢性疾患など、13の分野に分かれているので、一つの分野に絞って専門性を極めていくことになります。

一方、認定看護師も5年以上の実務経験が必要です。
認定看護師は、それに加えて615時間以上の研修をしなければなりません。
認定看護師の役割は、専門的なケアを行わなければならない患者に、専門知識を活かした看護をすることと、他の看護師の指導や看護における課題の改善策を提案することです。
また、認定看護師も糖尿病や認知症など21の分野に分かれているので、興味のある分野を選ぶことができます。
ちなみに、認定看護管理者は病院の副院長や看護部長を目指す人向けの資格です。

それから、特定行為看護師は、在宅医療において、医師の判断を得ずに看護師の判断によって処置ができる特定行為をすることができる資格です。
したがって、在宅医療の患者さんに迅速に対応しなければならない時に重宝される資格であり、近年需要が伸びています。